綺麗に上がるための点数調整「アレンジ」の基本を覚えよう
2018.11.13ダーツ上達
ダーツの大会などで基本的なゲームは「01(ゼロワン)」が採用されています。
「01(ゼロワン)」のルールを簡単に紹介しますと、同じ持ち点を減らし最後にぴったりと0点にしたプレイヤーが勝ちとなります。残りの点数をより大きな数字を出すとBUST(バースト)となり、前のラウンドの点数に戻ってしまいます。
0(ゼロ)に近づいてきたら、残りの点数を見ながら、上がれる(0点にする)数字であればダーツ3本を利用し0点にします。
残りの数字によっては1本で上がる場合、2本で上がる場合がありますので、きちんと数字を計算して0点にしましょう。
最後に0点にする為に考えて投げることを「アレンジ」と呼びます。
ゲームを進行していくなかで、その場でパッと計算して上がれるのが理想ですが、0点にするためのアレンジは多数あります。
この多数あるアレンジを都度計算するのは大変難しいので、残りの点数によって基本的なアレンジを覚えておくとゲーム中に悩むことなくスムーズにダーツを投げることができます。
ダーツ上級者になると、基本的なアレンジは頭に入れつつ、自分なりのアレンジを考える人もいます。
自分にとっての上がりやすい数字だったり、次の展開が自分にとって有利になるような数字など様々あります。
基本的な数字を覚えたら、自分なりのアレンジをするとさらに01(ゼロワン)のゲームが楽しくなってきます。
「0点」にする為の最後の一投は、ルールによって狙う場所が変わる事があります。
どのような方法があるか簡単に説明します。
シングルアウト
ダブルアウト
上がる為の最後の一投は、必ずダブルかブル(ハードダーツの場合はダブルブル)でなければいけません。
それ以外を狙って「0点」にした場合はバーストになります。
マスターアウト
上がる為の最後の一投は、ダブル・トリプル・ブルのいずれかでなければいけません。
シングルを狙って「0点」にした場合はバーストになります。
「32」という数字が好まれる理由
ダブルアウト及びマスターアウトルールだった場合はシングルで上がる事ができません。
最後の一投はシングル以外で上がるようにアレンジを考える必要があります。
プロ選手が頭の中でどれだけ計算しても、ねらったところに必ず命中するとは限りません。
もし失敗してもチャンスが続くようにアレンジを考えているのです。
チャンスが続くアレンジの例として、残りの数字が「38」と「32」の場合で比較してみましょう。
手持ちのダーツが3本あり、残りの数字が「38」だった場合、ダブル19で上がる事ができます。
しかし狙いを外してシングル19に入った場合、残りの数字が「19」となり、ダブルかトリプルで上がる事は出来ません。次に投げる1本で上がれる数字を作り、最後の1本で上がらなくてはいけません。
同じように残りの数字が「32」だった場合、ダブル16で上がる事ができます。
しかしこれも狙いを外してシングル16に入ったとします。
その場合の残りの点数は「16」となり、先ほどと違ってダブル8で上がる事ができます。
さらにこれを失敗したとしても残りの点数が「8」となり、ダブル4で上がる事ができるのです。
また、ダブル16の近くにはダブル8やシングル8があり、そこに入ったとしてもチャンスが続きます。
このように「32」を残した場合、失敗してもチャンスが続きていく事になり、これがアレンジで「32」という数字が好まれる理由です。
「32」という数字だけが良いというわけではありませんが、覚えておくと良いでしょう。
試合の状況によっては違うアレンジをねらったほうが良い事もあり、いろいろなアレンジを覚えていく事が勝利への近道となります。
まずは基本的なアレンジ表を覚えましょう。